4月10日(水)午後1時〜4時半 於 鵠沼公民館 第一学習室
※本井 英先生のご出句
捨て積みの蛸壺に蠅生れつつ
ゆるゆると射せる朝日や蠅生まる
渡船場の待合室や蠅生まる
ほっそりと蠅をり生れたてならむ
翅華奢に透けたる蠅よ生れたて
蠅として亨けたる命朝日燦
独り喰うテーブルに蠅生れつつ
※部員の代表句
地球上のこの一点に蠅生まる 大崎 洋一
谷戸奥に椿眺めて惜春忌 岡部 健二
カウンターバーにお茶挽く春の蠅 奥田 眞二
偲ばるる人多くなる花見かな 小澤喜久子
黄砂きて出窓の角に蠅生れ 河相 光子
清らかな羽を具えて蠅生る 佐藤 月子
蠅生る供えの菓子で手をこする 酒井 一彦
蠅生るシャツ一枚のお昼時 塩川 孝治
イースターパレード赴任したての五番街 田村耕一郎
ほのぼのと紅の兆せる花楓 津田 祥子
ぎぼうしの巻葉の芽生えつんつんと 栃沢 峰子
小流を出で本流へ花筏 萩原ふみを
暖かき風が吹いてる蠅生る 馬場 英人
春風に土の匂いが染みわたる 水戸まさし
曲がりては続く木道木の芽風 宮田 公子
以上
※5月の俳句会は
5月8日(水)午後1時〜 鵠沼公民館 第一学習室にて。 兼題は「卯の花」です。
部会長 津田祥子