先ず、11時半に鵠沼海岸駅近くのレストランで忘年昼食会を開きました。初めてのこころみですが、昼食をとりながら部員同志の親睦を深めました。
さらに午後、場所を鵠沼公民館に移し、定例句会を開きました。「近松忌」と「鮪」を兼題として 7句を出句し
7句を互選しました。ご指導の本井英先生 (S50文•博了)からは 28句の選があり、選句それぞれについて丁寧に講評がありました。
出句者、出席者とも 13名。
★ 本井先生の出句
男なほ愚にして痴なる近松忌
とり山へぼこりぼこりと鮪湧く
ギャフ打てばあふれ出る血や鮪摂る
駅名にいまも新ノ口(二ノウチ)近松忌
切り分けてトロ美しき鮪かな
目ナ裏に寛治津太夫近松忌
東京でゝ(チョボ)の生涯近松忌
★ 部員の代表作 (50音順)
小三治の噺に惚れて葱鮪鍋 奥田眞二
日の当る坂道下り冬ぬくし 大崎洋一
近松忌裏の空家の取り壊はし 河相光子
純情は遠き日雨の近松忌 佐藤月子
うずみ火にかざす心地や近松忌 酒井一彦
盛装の水の都や近松忌 津田祥子
南座の装ひ新た近松忌 栃澤峰子
句帳兼ね厚手の日記買ひにけり 萩原ふみを
近松忌新聞取りに出る寒さ 馬場英人
夕暮の枝に黒々寒鴉 深谷むじゅん
駅ビルの吹き抜けにクリスマスツリー 宮田公子
初孫の嫁ぐ日近しシクラメン 望月明子
人の往き来忙しくなりて近松忌 山下ひろ子
★ 今後の予定
1 月 9日 (水) 13 : 00 〜 開場 鵠沼公民館 第一談話室
14 : 15 出句 締切り
兼題 「初場所」「水仙」を含め 7 句