今月の兼題は「子猫」でした。各自が 7句を出句し 7句を選句しました。
ご指導の本井英先生(S50 文・博)からは、23句の選があり、選ばれた句につき詳細な講評がありました。
出句者 14名、出席者 10名。
★ 本井先生の出句
その中に髭立派なる子猫かな
ここにまた子猫の仕業ほほえまし
前ぶれもなく子猫のゐる帰宅かな
子猫鳴くなり不安げに不満げに
妻をはや母と心得子猫かな
子猫なほおぼつかなの後ろ脚
性格は正反対や子猫二匹
★ 部員の代表作 ( 50 音順)
雨の中光る玉措く杉菜かな 大崎洋一
又一人恩師の逝きて花の雨 岡部健二
薬師寺の鴟尾に明星鐘おぼろ 奥田眞二
夕ざれて満開の花薄墨に 河相光子
断捨離は能わね桜蘂を掃く 佐藤月子
春寒や金の寺紋に淡入日 酒井一彦
子猫とて牙覗かせて欠伸かな 塩川孝治
耳立ちて子猫の顔となりにける 津田祥子
寝てゐるか走り回るか子猫かな 栃澤峰子
小流を出で本流へ花筏 萩原ふみを
段ボールに黒白三毛の子猫かな 馬場英人
樹々の間にそそとのぞきて山の藤 深谷むじゅん
初蝶のレモンイエロー草の先 宮田公子
満開にランチメニューの桜鱒 山下ひろ子
★ 今後の予定
5 月 12 日 (水) 10 : 00 片瀬江ノ島駅集合 吟行
13 : 00 〜 鵠沼公民館にて 句会