午後、鵠沼公民館にて句会を開き、交流を深めました。ご指導の本井英先生(S50文・博)からは、毎度ながらの丁寧な講評をいただきました。
出句者 10名、出席者8名。
★ 本井先生の出句
忍冬咲きしばかりや紅(こう)はしり
磯原を撫でゆく風に跣足かな
生簀からつかみ上げたる大栄螺
追ひ風にヨットあやふし前のめり
茅花きらきら鈴木療養所とてありき
夏潮を湛へて島の動(ゆる)ぐなく
ちぬ釣は浪しづかさをぼやきけり
★ 部員の代表作(50音順)
夏暖簾かかげ江の島白子丼 岡部健二
椎の花散るや無縁の墓のむれ 奥田眞二
青梅のおとがい日々に丸みおび 河相光子
青葉潮ゆつたり浮かぶ鳶の声 酒井一彦
風が生み風に運ばれ卯波かな 塩川孝治
浚渫船卯月曇の河口かな 津田祥子
地下通路抜ければ海と花とべら 栃澤峰子
藤棚やわが頬撫づるほどの房 萩原ふみを
青さぎの子育だての声早くから 馬場英人
庭先の蕗煮てステイホームかな 宮田公子
★ 今後の予定
6 月 9日(水)13 : 00 〜 鵠沼公民館
兼題「苺」を含め、7 句出句