各自 7句を投句、 7句を互選。本井英先生(S50文•博了)から恒例の講評を 頂きましたが、その中で「俳句は読み手に鑑賞の余地を残しておくこと、 言い過ぎではいけない」というご指摘がありました。
投句 17名、出席14名でした。
●本井先生のご投句
| 春寒の昼はあんかけうどんなど 雪乾きてもげんなりと紅梅は 駅までの川沿ひの春寒の道 白髪のみごと真ッ白マスクして 鎌倉に幾歳ぶりの雪解風 きつちりと四角く除雪フットサル 雪晴れて阿夫利峰のぐぐつと近し |
●部員の代表作(50音順)
ここをクリックして編集します. | 映画館に己一人の咳の音 夫の声まだまだ響き鬼遣らひ 葉の艶に囲まれて咲く寒椿 雪まろげガレージの前大と小 吹く風の尖りて島の春浅き コンビニの前に大きな雪だるま お水取り付け裏重き旅衣 砂垣に沿ふ風の道草青む 穴釣りのただ糸たらし黙然と 黒土と息吹頒ちて蕗の臺 遅咲きの水仙一つ妻に活け 雪舞ひてスフィンクスする猫の窓 余寒なほ潜みてをりぬハンドルに 枝の雪解けて見つけし梅一輪 沫雪の池面に消ゆる刹那かな 雪空をどこへ向かうや鳥一羽 雪の日は独り静かに読書かな | 安部和範 小澤喜久子 大崎洋一 河相光子 上坂秀治 佐藤月子 佐藤道樹 津田祥子 長澤 澄 萩原ふみを 馬場英人 深谷むじゅん 宮田公子 望月明子 山下ひろ子 吉水淑浩 脇坂恵三 |