記念日に鵠沼公民館で定例句会を開きました。
各自 7句を出句しました。部員は7句を選し、本井英先生(S50 文•博)
からは 29句の選を頂きました。
先生の講評の中で、「吟行と兼題ではよい句が出来るが、今月のような
自由題は苦労していない句が多い。自分で自分に兼題を出すように心掛け
るように」というお話がありました。
出句 12名、出席 11名でした。
★ 本井先生の出句
咲かんずる色を兆してミモザたり
大山の金字さだかに霞みをり
栄螺積む皿魴鮄の並ぶ皿
鯉の背をやさしく包み春日射し
ミモザの黄咲くとき重さなかりけり
耳朶にやさしきものや春の風
★ 部員の代表作(50音順)
紅梅の夕陽を受けて鎮もれり 大崎洋一
探梅や海抜八•五メートル 河相光子
初弘法お像のひときわ凛として 上坂秀治
風花のまた広ごりぬ人待てば 津田祥子
白きよりなほ眞白きぞ八重野梅 長澤 澄
知らぬ間に衿に受けきし年の豆 萩原ふみを
妻想ふどんどん焼の夜なれば 馬場英人
霙へと窓打つ音の強まりて 深谷むじゅん
木村屋の桜あんぱん春隣 宮田公子
古木なる梅一輪の白さかな 山下ひろ子
手で開けて降りる電車や風寒し 脇坂恵三