よく晴れた島径に句材を探し、句作りに励みました。
午後は、鵠沼公民館にて句会を開きました。各自、7句を出句し7句をお互い
選びました。披講のあと、各自の選句のうちから印象的な作品を宣べ合い親交を
深めました。 出句、出席とも部員のみ 14名。
★ 部員の代表作
島椿散り残したる北の崖 大崎洋一
階(きざはし)の割れ目に沿いて菫咲く 河相光子
検校の墓には落ちぬ赤椿 佐藤月子
青木葉の光分かちし蕾かな 佐藤道樹
どんな神鳥居に春日中国語 酒井一彦
潮騒の無縁の墓や蓬生ふ 津田祥子
春の海縮みの如き波つくり 栃澤峰子
ひとりづづ抱きしめられて卒園す 萩原ふみを
磯の香やゆでたて湯気に新若布 馬場英人
蜑道を抜ければ淡き春の空 深谷むじゅん
島包む風やはらかや木の芽晴 宮田公子
なすがまま風に吹かれし柳の芽 山下ひろ子
海に船霞に浮かぶ白き富士 吉水淑浩