午後、鵠沼公民館において句会を開き、7句を出句、7句を互選しました。指導の本井英先生(S50 文•博了)からは 27句の選があり、丁寧な講評を頂きました。講評の中では、句作のときの季題の選び方、読者の受取り方など基本的なお話がありました。
出席者、出句者とも11名。
★ 本井先生の出句
磨りガラス躑躅の朱(あけ)をつたへたる
今朝もまた晴れわたる海忍冬
楠まじりに溢るるごとし島若葉
夏潮の碧きに飽きず章魚を釣る
蕗原に白いペンキの一軒家
令和元年五月との魚拓かな
入港の漁船を卯波追ひ止めず
★ 部員の代表作 (50音順)
新樹光鎭座まします辺津宮 奥富眞二
樹々の緑重なり合ふて島の初夏 大崎洋一
九十九折の息つく処山の藤 佐藤月子
検校とモースの島は五月晴 酒井一彦
うなじ上げ咲く時の来しはるじおん 津田祥子
君子蘭島の民家の縁先に 栃澤峰子
泊り客なき民宿に白牡丹 萩原ふみを
薫風のマウトリガーや富士白し 馬場英人
海渡る風のきらめき島の初夏 深谷むじゅん
忍冬の花よと寄れば匂ひくる 宮田公子
新緑の島やぽつかりお椀型 山下ひろ子
★ 今後の予定
6月12日(水) 13 : 00 〜 句会、鵠沼公民館 兼題 : 蜘蛛 (くも)
7月10日(水) 13 : 00 〜 句会、 鵠沼公民館 兼題 : 未定