巣を張る夏の虫である「蜘蛛」を兼題として、部員が 7句を出句し、7句を互選をしました。今月は指導の本井英先生が欠席されましたので、披講のあと各自が選んだ句につき感想を述べ合い研鑽をしました。
出席者 9名、出句者 11名。
★ 部員の代表作(50音順)
ドリス•デイ逝く
水すまし水の果てまで ケ•セラ•セラ 奥田眞二
花びらのたるむことなき鉄線花 大崎洋一
夕蜘蛛の綾取りの如く囲を結び 河相光子
蜘蛛の囲や祖母のつくりし絹はたき 佐藤月子
そよ風に蜘蛛は四つ目を構へをり 酒井一彦
新しき蜘蛛の囲雨戸開けしとき 津田祥子
蜘蛛の糸の先に木の葉のくるくると 栃澤峰子
傘どうし小声で噂梅雨の入 萩原ふみを
浴室の大きな蜘蛛に固まりて 馬場英人
雪渓と岩壁そして空高し 深谷むじゅん
リビングの窓の大きく庭若葉 宮田公子
★ 今後の予定
7月10 日(水)13 : 00 〜 句会、鵠沼公民館 第1談話室
兼題 「浜木綿(はまゆう)」
8 月 は夏休みをします。