部会を開きました。
10 : 00 に片瀬江ノ島駅に集合し、江の島へ吟行。午後、
鵠沼公民館にて 句会を開きました。7句を出句、7句を互選。
指導の本井英先生(S50 文博)からは 35句の選があり、
講評を頂きました。 出席者 12名、出句者 13名。
終了後、有志の会員で暑気払いをしました。
★ 本井先生の出句
ラーメンの玉子にとまりたがる蟬
黝々(クログロ)と濡れちらちらと滴れる
釣餌を売る焼酎も置いてある
見よがしに斜に構へたる雲の峰
舟虫のたけてどこやら赤らみて
老いにけり熊蟬も聞き馴れてけり
★ 部員の代表作(50音順)
羽止めて急降下せし夏の蝶 大崎洋一
山ふたつ風吹き上りカンナ揺れ 河相光子
蜑路地を抜けて浜辺の風涼し 上坂秀治
日盛りのリュツサックに残りをり 佐藤月子
島店の奥の暮しの盆用意 津田祥子
岸へ手を振り新涼のべんてん丸 萩原ふみを
島へ行くビキニスタイル渡し船 馬場英人
夏潮をけたてて島へ渡しかな 深谷むじゅん
脇道に逸れ滴りの切通し 宮田公子
七十年生きて八月十五日 望月明子
浜木綿や波際へ浜灼けつきて 山下ひろ子
蜂を呼ぶひまわりの花反りかえる 吉水淑浩