に部会を開きました。有志の方々は午前中、江の島に吟行をしま
した。 午後、鵠沼公民館にて句会を開き、7句出句、7句互選
をしました。
本井英先生(S50文博)から24句の選を頂き、講評をうかがいました。
その中で「句作のときは読者にどう取られるだろうかと考えずに、
作者は思う通りに詠むこと」というお話しがありました。
今月から酒井一彦さん(S46経)が入会されました。出句12名、出席11名。
★ 本井先生の出句
岸釣の浮子の小さきが玄人めき
忘れ潮に海月もまぎれ込んでをり
炎天を一直線に雀蜂
葛の花軍勢のごとこぞりたる
蜑路地や片陰もなく音もなく
色白は七難隠す水着かな
★ 部員の代表作(50音順)
俄わか雨祭り太鼓の遠く近く 河相光子
崖の下に道のあるらし根釣人 上坂秀治
鮎跳ねて掴む手のひら命知る 酒井一彦
鎌を手に島の漁師の墓参かな 佐藤月子
南無阿弥陀南無阿弥陀佛法師蟬 佐藤道樹
アウトリガー•ボートスクール蟬の島 津田祥子
白壁は己が世界や大蜥蜴 萩原ふみを
岸釣りの竿に止まりし赤とんぼ 馬場英人
酷暑の磴のぼりのぼりて奥津宮 深谷むじゅん
島茶屋の卓に客待つ古団扇 宮田公子
照りつける夏の日差しに橋渡る 山下ひろ子