江ノ島に秋の気配を求めて吟行をしました。
午後、鵠沼公民会にて句会を開き、各自 7句出句し7句選をしました。
指導の本井英先生(S50 文•博了)から、丁寧な講評を頂きました。
先生から「俳句はあくまでも誠実に詠むこと」という、コメントが
ありました。 出句 16名、出席 15名。
★ 本井先生の出句
島山にかむさりて蜻蛉の空
三つ巴の一頭離脱秋の蝶
柚子色の泛子の小さき根釣かな
根釣人自分の竿は放つたまゝ
小雑魚跳ぬるは秋潮に何かゐる
秋晴や遠目にヨット微動だに
★ 部員の代表作(50 音順)
終点の線路の奥の秋の草 民宿の古びた暖簾島の秋 島浦の高きに登り海を見る 秋とんぼ釣人の横ついつつい のぼり来る潮風に乗る秋あかね 秋簾に饅頭ひとつ茶の二杯 辺津宮の明るさに群れ赤とんぼ 鏡面に似たり動かぬ秋の海 船頭のぶつつけことば秋の潮 参道に貝殻風鈴秋の風 木漏れ日がつと秋めきて島の磴 枸杞の花咲いて静かや島の秋 いつの間に夕べは虫の声繁し 洗はれて浜は真つ新秋の潮 石の道踏みつけられし油蝉 鈴虫の声が聞こゆる島の路地 | 安部和範 小澤喜久子 大崎洋一 河相光子 上坂秀治 佐藤月子 津田祥子 長澤 澄 萩原ふみを 馬場英人 深谷むじゅん 宮田公子 望月明子 山下ひろ子 吉水淑浩 脇坂恵三 |