午後、鵠沼公民館にて句会を開き、各自、7句を出句し 7句を互選しました。
ご指導の本井英先生(S50文•博)からは 30句の選があり、講評がありました。その中で「夏から秋に変るとき、旧暦と新暦との差異を頭に入れて句を作るとよい」というお話がありました。
今月から栃澤峰子さん(S43文)が参加されました。
出句 13名、出席 11名。
★ 本井先生の出句
眺望や島崖は枸杞咲きさかり
秋潮に鯨のごとく沈む巌
鮒用の道具ですがと鯊を釣る
磯原に根釣の人とホ句の我
秋潮がくだけて視野が真っ白に
舟下りて島には島の赤蜻蛉
★ 部員の代表作(50音順)
葛の花少しこぼれて奥津宮 河相光子
葛の花岩窟にある延命寺 佐藤月子
静まりし祭り太鼓や処暑の月 佐藤道樹
ゆつくりとうねる湘南秋の風 酒井一彦
デインギーのかわゆき群も秋の潮 津田祥子
ハーバーを見下ろす辺り薄黄葉 栃澤峰子
岸釣の獲もの掬へば跳ねに跳ね 萩原ふみを
夏草や谷戸の奥には人を見ず 馬場英人
新涼の朝のペダルの軽さかな 宮田公子
秋風をきって島へとシニアカー 望月明子
頬に背に秋の光や橋渡る 山下ひろ子
長き夜や虫にかわりて雨の音 吉水淑浩