午後, 鵠沼公民館にて句会を開催。各自 7句出句、7句互選しました。本井英先生(S50文•博了) からは 25句の選を頂き、選をした句につき丁寧な講評がありました。そのなかで四季の表現と旧暦の表現との関係のお話がありました。
★ 本井先生の出句
草河豚をあげては放(ほか)し根釣人
新松子潮風傷みあからさま
秋風の島に棲まんかとぞ思ふ
白旗にしらすと墨書秋の風
他人事なれ根釣の泛子 (うき)を見て飽かず
秋潮をうすく一枚湾に敷き
平日の十月十日晴れあがり
★ 部員の代表作 (50 音順)
江の島や潮痛みせし木の葉散る 奥田真二
高齢の手だれ活き活き松手入 大崎洋一
山ふたつ嵐の後の野菊かな 河相光子
金風の小さき島を包みたり 佐藤月子
秋風や智恵子の空の五色沼 酒井一彦
秋の入江波やはらかに打ち寄する 栃澤峰子
民宿に客なき戸口秋の風 萩原ふみを
我が家へも島神社へも小鳥来る 馬場英人
秋の陽に塩害の崖いたいたし 深谷むじゆん
水仙の芽つんつんと島の秋 宮田公子
秋の海ヨット数叟タンカーも 山下ひろ子
秋の海きのうは嵐きょうは凪 吉水淑浩
★ 今後の予定
11 月14日(水) 13 : 00 〜 鵠沼公民館 第一会議室 予約
14 : 15 出句締切り
兼題 「茶の花」 「酉の市」