10 : 00 に片瀬江ノ島駅に集合、初冬の句材を求めて吟行をしました。
午後、鵠沼公民館にて句会。小春日和の中で詠んだ7句を出句し
7句を互選しました。
本井英先生(S50 文博)からは 20句の選があり、各選句について
講評をうかがいました。
部員の出席 12名、出句 13名でした。
★ 本井先生の出句
江の島が島裏が好き冬日和
枸杞の実の達磨型雫型
島の冬不機嫌さうに韓国語
皇帝ダリアまだ尋常の高さにて
花八手に蠅とも違ふ黒い奴
富士見ゆる日々よ石蓴の育つ日々
★ 部員の代表作(50音順)
西浦の波穏やかに冬に入る 大崎洋一
石蕗もありコスモスも咲く山二つ 河相光子
島猫や小春の風に目を細め 上坂秀治
湯気立て女夫饅頭島小春 佐藤月子
島時雨江戸肴場と灯籠に 津田祥子
浜風に確かと座したる石蕗の花 萩原ふみを
石垣に沿うて満開石蕗の花 馬場英人
鳶が鳴き小波寄せて島小春 深谷むじゅん
新装のヨットハーバー冬の凪 宮田公子
冬の海静まり返り暮れ始む 望月明子
濃紫ばかりのブーケ秋深し 山下ひろ子