午後、鵠沼公民館において句会を開催。各自、7句を出句し7句を選句しました。
今回からご指導の本井英先生 (S50文•博了)が、お元気で復帰されました。先生は40句を選句され、各句を丁寧に講評されました。
出席者 12 名、出句者 13 名。
★ 本井先生の出句
手の甲へ逃れ逆ま舟虫は
尾はすでに乾ききったり小蛇の死
舟虫の追ひ落とされて泳ぐなり
この日々やマサギマダラも島の蝶
蜑路地の顔の高さをつばくらめ
あぶれ雄の話燕の巣を仰ぎ
芯の黄に自信充ちたり悪茄子
★ 部員の代表作(50音順)
西浦に拡がる干潟梅雨晴間 大崎洋一
木斛の固く結べる五弁かな 河相光子
夏暖簾に羊羹を練る三代目 佐藤月子
定点の画面が告げる夏の雲 佐藤道樹
鳶鳴いて梅雨の江の島風そよぐ 酒井一彦
武家屋敷続くあたりの五月闇 津田祥子
紫陽花の濃く淡く満ち奥津宮 栃澤峰子
ひと叢の紫陽花廻り磯へ道 萩原ふみを
梯梧咲き復活吟行先生来 馬場英人
梅雨晴れ間ヨットの帆色とりどりに 深谷むじゅん
焼く匂ひ煮る匂ひ島薄暑たり 宮田公子
石升に水音清し梅雨晴間 山下ひろ子
朝空に鳴き声高く鴉の子 吉水淑浩