実施日: 2024年2月20日(火)
行程: 湯島天神→無縁坂→不忍池→上野恩賜公園→上野駅→(JR秋葉原乗り換え)→
錦糸町駅→「築地すしざんまい錦糸町店」にて昼食→錦糸公園→ 亀戸天神(7km)
参加者(敬称略):
池田 池永 石川 和泉 大久保 大島 大野 金子(実)金子(明)上領 上領(家族) 河相(董)河相(光)北村(勝)小玉 小林 酒井(進)酒井(直)櫻井 瀬川 関 髙木 長島 蓮村 蓮村(家族)槇 槇(家族)三善 山口 新井(家族)朝日 新井 計32名
今回のウオーキングは、5月中旬の初夏のような陽気を感じさせる中、湯島天神からスタートしました。
学問の神様として全国的に有名な湯島天神は458年に創建され、1355年に菅原道真公を勧請し、以来多くの学者、文人に崇敬され、現社殿は平成7年に総檜造りに造営されました。訪れた境内には、満開の紅梅、白梅、そして枝垂梅が咲き誇り、梅の香りが漂い、梅の姿を愛でることができました。
そして、今回も部会員であり、鎌倉観光ガイドを勤める大野氏から、桜は満開が見頃、逆に梅は咲き始めの力強さのある時期が見頃であると説明を受けました。
湯島天神の梅散策後、森鷗外の代表作「鴈」の主人公である岡田青年が日々散歩した無縁坂に向かい、主人公に思いを馳せました。
無縁坂から不忍池へ。不忍池には多くのオナガガモとユリカモメ、そしてキンクロハジロ等の野鳥がおり、この時期ならではの枯れた葦の群生が季節を伝えており、自然の風景を楽しむことができました。
その後、公園内の清水観音堂へ。ここの月の松からの眺望は近代のビル群が見えるものの、歌川広重が描いた江戸時代の風情を感じとることができました。
そしてさらに、上野公園のシンボルである西郷隆盛像へと歩を進めました。戊辰戦争の一つである上野戦争が起きた場の上野公園に隆盛像が没後1898年に建てられました。大野氏の説明から、銅像の原画は1870年にイタリア人のキヨソーネが西郷の写真が無いため、弟の従道(つぐみち)従弟の大山巌(いわお)の写真を基に描き、高村光雲の手によって作られたということを知りました。
その後、上野駅から錦糸町駅まで電車で向かい、食事処である「築地すしざんまい」で昼食を摂り、ほっと一息つきました。
昼食後はスカイツリーを左手に見上げながら、錦糸公園から亀戸天神へ。亀戸天神は寛文2年(1662年)に創建され、湯島天神と同じく菅原道真を祀り、受験生などを中心に学問の神として親しまれています。境内の池には、たくさんの亀がおり、受験生が合格を手にしたお礼として亀(ミドリガメ)を池に放ったと言われています。亀戸天神でも満開の梅を愛でることができ、太鼓橋・女橋と満開の梅が池に写し出されている光景に目を奪われました。
今回は天候に恵まれ、満開の梅散策ができ、季節を感じとるウオーキングとなりました。
*今回の湯島天神と不忍池の野鳥の写真は、バードウオッチングで腕を磨かれている部会員の酒井進さんから 提供されたもので、三田会ホームページに掲載させて頂きます。
*酒井氏提供の写真の野鳥の名前
湯島天神: メジロ ヒヨドリ
不忍池: オナガガモ(雄雌) ユリカモメ キンクロハジロ
次回3月度ウオーキングは3月25日(月)野毛山公園・掃部山公園 です。
皆様の参加をお待ちしております。
ウオーキング部会
朝日、新井