「ご縁をつなぐ会」・・・SFCからの恩返しです。
太野垣 圭吾 (経営管理研究科 1年)
(催事時点はSFC総合政策4年)
3月9、10日の2日間、私たちSFC生が “SFCが地元の湘南台に恩返しをする”という想いのもとで“藤沢のコミュニティの繋がりを結ぶ”という交流イベントを湘南台駅地下広場で実施しました。日頃、キャンパスで学んでいる知識・技術を大勢の幅広い年齢層の1,000人以上の地元の方々と楽しく共有することができました。この企画のきっかけは夏休みのプロジェクトでフィールドワーク調査を通じて学んだことでした。
夏休みの特別研究プロジェクトの目的は課外活動を通じてリーダーシップを学ぶというもので、地域が持つ課題を解決するという視点はありませんでした。しかし藤沢地域を定性的にフィールドワーク調査する中で、移住者が増加し薄れゆく藤沢のコミュニティ、人と人の繋がりの希薄化を特に感じました。思わぬ形で大きな問題を感じ取った私たちは、夏休み終了後もこの問題に取り組み続けることにしました。
秋にはより詳細な調査を行い、藤沢市の特徴を洗い出しました。その中で藤沢市のポジティブな特徴は大学があるということが分かりました。そこから日頃の大学生の活動や研究を市民の方々に楽しく協力して体験してもらい、コミュニティやつながりを強くしてもらおうと考えつきました。このイベントを宴のような楽しい会でありつつ、ご縁を作る場にしたいという思いから「縁会」と名付けました。
日頃の大学生の活動や研究をブースとして出展してもらいたく、様々な研究会に参加を呼びかけましたが、どれほどの効果が得られるのか示せず、なかなか賛同を得られませんでした。そうして断られる中で、SFCは世界的目線で活動しているが、地元的目線で取り組んでいないことに気がつきました。学生個人が湘南台でイベントを起こしたりすることはありますが、研究会や学校単位で湘南台に還元するというようなことは滅多にありませんでした。「SFCが地元に恩返しをする」という想いを得て、多くの研究会や学生を巻き込んでいきました。
縁会実施にあたり、わからないことが山積でした。行政の許可や備品の管理、広報手段などゼロから実施する私たちには想像もつかないことがたくさんあり、壁にぶつかるたびに湘南台を中心とした地域の方々や行政の方々に助けていただき、縁会を実施することができました。2日間で「手型とり体験会」、「e―sports体験会」「みんなの食堂」」「ビオトーププロジェクト」など18のブースを出店し、1,000人以上の方に来ていただきインパクトあるイベントにすることができました。「楽しかった」、「慶應がより身近に感じられた」などたくさんの方に良い感想を言っていただけました。単発ではコミュニティや人のつながりをより結ぶことはできないので、今回だけでなく今後も縁会を末長く続けていければと思います。
太野垣 圭吾 (経営管理研究科 1年)
(催事時点はSFC総合政策4年)
3月9、10日の2日間、私たちSFC生が “SFCが地元の湘南台に恩返しをする”という想いのもとで“藤沢のコミュニティの繋がりを結ぶ”という交流イベントを湘南台駅地下広場で実施しました。日頃、キャンパスで学んでいる知識・技術を大勢の幅広い年齢層の1,000人以上の地元の方々と楽しく共有することができました。この企画のきっかけは夏休みのプロジェクトでフィールドワーク調査を通じて学んだことでした。
夏休みの特別研究プロジェクトの目的は課外活動を通じてリーダーシップを学ぶというもので、地域が持つ課題を解決するという視点はありませんでした。しかし藤沢地域を定性的にフィールドワーク調査する中で、移住者が増加し薄れゆく藤沢のコミュニティ、人と人の繋がりの希薄化を特に感じました。思わぬ形で大きな問題を感じ取った私たちは、夏休み終了後もこの問題に取り組み続けることにしました。
秋にはより詳細な調査を行い、藤沢市の特徴を洗い出しました。その中で藤沢市のポジティブな特徴は大学があるということが分かりました。そこから日頃の大学生の活動や研究を市民の方々に楽しく協力して体験してもらい、コミュニティやつながりを強くしてもらおうと考えつきました。このイベントを宴のような楽しい会でありつつ、ご縁を作る場にしたいという思いから「縁会」と名付けました。
日頃の大学生の活動や研究をブースとして出展してもらいたく、様々な研究会に参加を呼びかけましたが、どれほどの効果が得られるのか示せず、なかなか賛同を得られませんでした。そうして断られる中で、SFCは世界的目線で活動しているが、地元的目線で取り組んでいないことに気がつきました。学生個人が湘南台でイベントを起こしたりすることはありますが、研究会や学校単位で湘南台に還元するというようなことは滅多にありませんでした。「SFCが地元に恩返しをする」という想いを得て、多くの研究会や学生を巻き込んでいきました。
縁会実施にあたり、わからないことが山積でした。行政の許可や備品の管理、広報手段などゼロから実施する私たちには想像もつかないことがたくさんあり、壁にぶつかるたびに湘南台を中心とした地域の方々や行政の方々に助けていただき、縁会を実施することができました。2日間で「手型とり体験会」、「e―sports体験会」「みんなの食堂」」「ビオトーププロジェクト」など18のブースを出店し、1,000人以上の方に来ていただきインパクトあるイベントにすることができました。「楽しかった」、「慶應がより身近に感じられた」などたくさんの方に良い感想を言っていただけました。単発ではコミュニティや人のつながりをより結ぶことはできないので、今回だけでなく今後も縁会を末長く続けていければと思います。