兼題は新年一切であり、それぞれが 7句を出句し 7句を選句しました。
ご指導の本井英先生(S50 文・博)からは 24句の選句を頂き、恒例の丁寧な講評がありました。
参加部員 14名
*本井先生の出句
木久扇の漫画の躍る初暦
楽しみな日の刷られある初暦
賀状なほ四半世紀は会はざるに
遠来の孫娘より屠蘇を酌む
父の代の松飾には如かざれど
口遊むことも絶えたり歌かるた
促されつつかへながら御慶かな
*部員の代表作(50音順)
寒禽の胸ふくらみて動かざる 大崎洋一
寒の晴空あをあをと鵠沼は 岡部健二
初凪や文鎮めける鳥帽子岩 奥田眞二
葉の陰に椿の蕾紅の差す 河相光子
竹筒のあをあをとして初手水 佐藤月子
弱視にもひかり嬉しや帰り花 酒井一彦
孫が婿が甥つ子が来てお元日 塩川孝治
湯豆腐や幹事の配る小座布団 津田祥子
上品で豪華な白のシクラメン 栃澤峰子
初富士を背なをのばして拝しけり 萩原ふみを
冬の夜の口笛永く遠く 馬場英人
久々に白いマフラー初句会 深谷むじゅん
よき事の一つ二つも明けの春 宮田公子
*今後の予定
2022 年 2 月9 日(水) 13: 00 〜 鵠沼公民館
兼題:実朝忌