各自、7句を出句、更に欠席者2名からの投句もあり、合計101句を出席者13名で選句し、俳句を通して夏・初秋の日本の風情を楽しみ、俳句を勉強しました。
本井英先生(S50 文・博)のご出句7句及び会員の代表句は次の通りです。
*本井先生の出句
流星や灯火ひとつチャート室
木曽十一宿夜毎の星の流れけり
足湯もう温くなし星流る
島影の黒々低し夜這ひ星
たれ下がるコルの夜空を星翔る
あつ星が流れたといふ電話の声
星飛ぶやなほほのぬくきボンネット
*部員の代表作 ( 50音順 )
上りきり頭上どっかん大花火 大崎洋一
サハリンを望む岬や流れ星 岡部健二
ため息をつくかに鴉なく残暑 奥田眞二
地元産枝豆旨し缶ビール 小澤喜久子
蜩の朝から鳴いて那須の里 河相光子
オイル漬け酢漬けしぐれ煮鰯かな 佐藤月子
昼顔や光彩抜けて透きとおり 酒井一彦
新涼や町吹きぬける海の風 津田祥子
畑隅に濃き紅色の千日草 栃澤峰子
どの部屋も手を振る子らの夏休み 萩原ふみを
涸沢のテント村にも流星 馬場英人
渦巻いて崖を降るや葛嵐 深谷むじゅん
たね西瓜ほおばる口が発射台 水戸将史
のけぞりて空蝉すがる草の先 宮田公子
*今後の予定
2022 年 9 月14 日(水)
会場 : 鵠沼公民館
兼題 : 獺祭忌(傍題可)