2019年 春の見学会「大谷資料館、大谷寺、道の駅:ろまんちっく村」
実施日: 2019年4月18日(木)
見学場所: 大谷資料館、大谷寺、道の駅:ろまんちっく村
行程: 藤沢 → 大谷資料館 → 大谷寺 → ろまんちっく村(昼食と買い物、散策)→ 藤沢
名残りの桜と木々の新緑が目に鮮やかな晴天の4月18日、まず栃木県宇都宮市にある大谷資料館を訪れました。
大谷資料館は元大谷石の採石場で、広さが約2万平方メートル(140m x150m)、深さ30mもある広大な神秘的な地下空間で、当日の気温が5℃であったため、冬のコートを着て、ガイドの説明を受けながら見学しました。
今回の見学会では、大谷石の地質、歴史、そして江戸時代中期から昭和34年までの手掘りの採掘から機械掘りへの変遷、80kg以上もある大谷石を背負子で運んだ運搬から、機械掘りとなり、大谷石をモーターウィンチで巻き上げ、トラックで輸送となった運送の移り変わり等、そして大谷石に含まれるゼオライト成分が多数のマイナスイオンを発したり、強い遠赤外線を放出することによる浄化効果が私達を取り巻く環境、そして人体に優しい石であることも知り得ました。また、大谷石の特異性が2020年に開かれる東京オリンピックの新国立競技場のエントランスに使用される予定であることを知り、これらは大谷石についての新たな認識となりました。
次に訪れた大谷寺では、弘法大師が岩壁に刻んだといわれる平安時代の石仏である、本尊の大谷千手観音、脇堂の釈迦三尊、薬師三尊、阿弥陀三尊を拝観し、その神々しさに胸を打たれ、心が穏やかになりました。そして、さらに向いにある高さ27メートルもある巨大な大谷平和観音も拝観しました。
その後、道の駅「ろまんちっく村」で昼食を摂り、参加者は地場野菜、名物であるギョーザ、クラフトビール等を求め、日本最大の道の駅を散策しました。
今回の見学会は、公共の交通機関では移動しにくい見学場所を快適なバスで動き、また知り得なかった大谷石について学ぶことができた機会となりました。
参加者の声: 杉山博康 様(昭41経)
春の見学会に寄せて
今回見学部会の企画に寄り一度行きたかった大谷寺、大谷資料館に出かけることが出来ました。わたしの想像通り大変感銘を受けました。
地下採掘場で地下温度5度、地上との温度差15度、この時期冬物が必要になるとは想像もできませんでした。人工的必要で掘り出された地下内の広い内部空間は素晴らしいロケーションで、ここで時々結婚式を行う若者がいるとのこと。よく理解できます。また大谷石は旧帝国ホテルでも使用されたとのこと。採掘は江戸時代中期から機械のない時代に手掘りで行われたのには驚きです
大谷採掘場の後は私が一番行きたかった大谷寺に出かけました。大谷寺全体が山の挟間を生かした作りで自然との調和は大変見ごたえがありました。庭もよかったがそれ以上に素晴らしかったのが、日本で最も古い平安時代作の大谷観音でした。大谷観音は弘法大師の作と伝えられていますが、高さ4メートル、最初は岩の面に直接彫刻し表面に赤い朱を塗り粘土で細かな化粧を施し、更に漆を塗り一番表には金箔が押され当初は金色に輝いていたとのこと。バーミヤン 石仏との共通点がみられることから、実際はアフガニスタンの僧侶が彫刻した、日本のシルクロードと考えられているとのこと。
大谷寺見学が終わり最後は道の駅に寄り栃木名産のイチゴを買いました。家族にお土産が出来ました。
何から何まで大変有意義な一日でした。
見学部会の世話人の皆様本当に有難う御座いました。
※ 次回の見学会は10月8日(火)です。
皆様の多数の参加、よろしくお願いいたします。
※ また、見学会の希望見学場所がありましたら、お知らせください。
見学部会
幹事、世話役一同
実施日: 2019年4月18日(木)
見学場所: 大谷資料館、大谷寺、道の駅:ろまんちっく村
行程: 藤沢 → 大谷資料館 → 大谷寺 → ろまんちっく村(昼食と買い物、散策)→ 藤沢
名残りの桜と木々の新緑が目に鮮やかな晴天の4月18日、まず栃木県宇都宮市にある大谷資料館を訪れました。
大谷資料館は元大谷石の採石場で、広さが約2万平方メートル(140m x150m)、深さ30mもある広大な神秘的な地下空間で、当日の気温が5℃であったため、冬のコートを着て、ガイドの説明を受けながら見学しました。
今回の見学会では、大谷石の地質、歴史、そして江戸時代中期から昭和34年までの手掘りの採掘から機械掘りへの変遷、80kg以上もある大谷石を背負子で運んだ運搬から、機械掘りとなり、大谷石をモーターウィンチで巻き上げ、トラックで輸送となった運送の移り変わり等、そして大谷石に含まれるゼオライト成分が多数のマイナスイオンを発したり、強い遠赤外線を放出することによる浄化効果が私達を取り巻く環境、そして人体に優しい石であることも知り得ました。また、大谷石の特異性が2020年に開かれる東京オリンピックの新国立競技場のエントランスに使用される予定であることを知り、これらは大谷石についての新たな認識となりました。
次に訪れた大谷寺では、弘法大師が岩壁に刻んだといわれる平安時代の石仏である、本尊の大谷千手観音、脇堂の釈迦三尊、薬師三尊、阿弥陀三尊を拝観し、その神々しさに胸を打たれ、心が穏やかになりました。そして、さらに向いにある高さ27メートルもある巨大な大谷平和観音も拝観しました。
その後、道の駅「ろまんちっく村」で昼食を摂り、参加者は地場野菜、名物であるギョーザ、クラフトビール等を求め、日本最大の道の駅を散策しました。
今回の見学会は、公共の交通機関では移動しにくい見学場所を快適なバスで動き、また知り得なかった大谷石について学ぶことができた機会となりました。
参加者の声: 杉山博康 様(昭41経)
春の見学会に寄せて
今回見学部会の企画に寄り一度行きたかった大谷寺、大谷資料館に出かけることが出来ました。わたしの想像通り大変感銘を受けました。
地下採掘場で地下温度5度、地上との温度差15度、この時期冬物が必要になるとは想像もできませんでした。人工的必要で掘り出された地下内の広い内部空間は素晴らしいロケーションで、ここで時々結婚式を行う若者がいるとのこと。よく理解できます。また大谷石は旧帝国ホテルでも使用されたとのこと。採掘は江戸時代中期から機械のない時代に手掘りで行われたのには驚きです
大谷採掘場の後は私が一番行きたかった大谷寺に出かけました。大谷寺全体が山の挟間を生かした作りで自然との調和は大変見ごたえがありました。庭もよかったがそれ以上に素晴らしかったのが、日本で最も古い平安時代作の大谷観音でした。大谷観音は弘法大師の作と伝えられていますが、高さ4メートル、最初は岩の面に直接彫刻し表面に赤い朱を塗り粘土で細かな化粧を施し、更に漆を塗り一番表には金箔が押され当初は金色に輝いていたとのこと。バーミヤン 石仏との共通点がみられることから、実際はアフガニスタンの僧侶が彫刻した、日本のシルクロードと考えられているとのこと。
大谷寺見学が終わり最後は道の駅に寄り栃木名産のイチゴを買いました。家族にお土産が出来ました。
何から何まで大変有意義な一日でした。
見学部会の世話人の皆様本当に有難う御座いました。
※ 次回の見学会は10月8日(火)です。
皆様の多数の参加、よろしくお願いいたします。
※ また、見学会の希望見学場所がありましたら、お知らせください。
見学部会
幹事、世話役一同