今月は食積(くいつみ)を兼題として、7句を出句し7句を選句しました。食積とは食べ物を積んでおくという意味で、正月用として作った料理を重箱詰めにしておくことをいいます。
指導の本井英先生(S50文・博了)からは 28句の選句があり、毎度のことながら丁寧な講評を頂きました。
出席者 10名、出句者 12名。
★ 本井先生の出句
食積や駅伝テレビ点けつぱなし
食積の 柄の紅白梅よろし
食積をうやうやしくもひらきけり
食積や起きてゐるのは猫ばかり
食積に思ひ起こすは祖母のこと
退院叶ひ 食積に対したり
食積をスマホで撮つてをるばかり
★ 部員の代表作 (50音順)
大仏のみ手に雀や初景色 奥田眞二
閉店の中華料理屋枯芙蓉 大崎洋一
初詣富士うつすらと島へ橋 河相光子
巡礼の終わり近づく冬の雷 佐藤月子
食積の風呂敷包介護棟 酒井一彦
余念なく食積拵 (こさ)ふ暮一ト日 津田祥子
千両を生けて気分の花やげる 栃澤峰子
捨てられぬ蔵書そのまま去年今年 萩原ふみを
大学の応援ブース御慶かな 馬場英人
洗ひ場にも香り流るる柚子湯かな 深谷むじゅん
がらがらの自転車置場初雀 宮田公子
普段着の氏神詣初烏 山下ひろ子
★ 今後の予定
2 月12日(水) 鵠沼公民館 第一談話室
13 : 00 ~ 句会 兼題「針供養」
3 月 11日(水) 鵠沼公民館 第一談話室
具体的な予定は追って連絡します