先ず11 : 30 に鵠沼海岸のレストランへ集合、忘年昼食会をしました。俳句作りの苦労話しなどをして、親睦を深めました。
そのあと、鵠沼公民館へ移動し句会を開きました。今月の兼題は虎落笛(もがりぶえ)で、これは冬の風が竹垣などに吹きつけ笛の音を発することです。この兼題を含めて 7句を出句、部員は 7句を選句。指導の本井英先生(S50文・博了)からは 31句の選句がり、丁寧な講評を頂きました。
出席者 10名、出句者 11名。
★ 本井先生の出句
指でたどる二戸三戸(このへさんのへ)虎落笛
虎落笛父は夜勤で留守の家
虎落笛湖を滑つて来たる風
虎落笛板屋根に石置けるのみ
もう五日漁に出られず虎落笛
電球のふつと暗みて虎落笛
海鳴に勢ひづける虎落笛
★ 部員の代表昨(50音順)
来年もまたこの人と年用意 奥田眞二
曇天にひつそり残る実南天 大崎洋一
僧院は遺跡となりぬ冬の空 佐藤月子
虎落笛セーター編機のありし日を 酒井一彦
鶺鴒飛ぶぽうんぽうんと波描き 津田祥子
能古島の旅の思い出虎落笛 栃澤峰子
冬薔薇をジャムとしたりと妻の自慢 萩原ふみを
衿立てて虎落笛鳴る島へ橋 馬場英人
踏み石をぽつりぽつりと時雨くる 深谷むじゅん
車寄せにポインセチアの鉢並べ 宮田公子
五位鷺の居て上水の水澄めり 山下ひろ子
★ 今後の予定
1月 8日(水)13 :: 00 ~ 鵠沼公民館 第一談話室
兼題「食積」(くひつみ)
2月12日(水) 鵠沼公民館 第一談話室
具体的な予定は追って連絡します