昼食前に鵠沼海岸のレストラン「ノリエノジ」に希望者10名が集合して忘年昼食会を開き、親睦を深めました。
午後、鵠沼公民館に移り、句会を開きました。今月の兼題は”鱈(たら)”であり、各自 7句を出句し7句を選句しました。
ご指導の本井英先生(S50文・博)から29句の選句があり、恒例のご丁寧な講評をいただきました。
参加部員 13名
*本井先生の出句
鱈汁や沖風さらに強き夜を
国道に沿ひ鱈汁屋五六軒
土砂降りの開戦日とはなりにけり
鱈汁にくもれる眼鏡まん丸し
五六尾の鱈くづほるる糶場かな
沖浪のどす黒きまで開戦日
延縄の幹糸重し鱈の海
*部員の代表作(50音順)
石塀の上から下へ蔦紅葉 大崎洋一
病室に迷ひこみをり冬の蝿 岡部健二
虚子を向く愛子の墓や山眠る 奥田眞二
晴天に冠雪の富士光り立つ 河相光子
大鱈のじゃつぽ汁からポワレまで 佐藤月子
漁師鍋鱈の頭も肝も入れ 酒井一彦
トロ箱へ鱈のどろどろと流れ込む 塩川孝治
下りゆけば煙ひと筋枯木宿 津田祥子
毛糸編むなぜか気持の休まりぬ 栃澤峰子
手に受けし大きな蜜柑に少女笑む 萩原ふみを
冬の花火ありつたけ着て浜辺かな 馬場英人
子流れの音心地よき小春かな 宮田公子
*今後の予定
2022 年 1月12 日(水) 13:00 〜 鵠沼公民館
兼題 : 新年一切、7 句出句