今月はご指導の本井英先生(S50文・博)がお休みになられたので、部員だけで 7句出句、7句選句し、講評をし合いました。
今月の兼題は、綿虫(大綿)という初冬のころ見られる虫で、風のない静か日に綿のようにゆるやかに飛んでいます。
出席者 10名、出句者 11名。
★ 部員の代表作(50音順)
グレコ逝くシャベルに枯葉吹き溜まる 奥田眞二
陽が落ちて棚田の案山子寝ずの番 大崎洋一
かさこそと喋り続ける柿落ち葉 河相光子
定年の夫の団栗拾って来 佐藤月子
登り切る高き石段七五三 酒井一彦
大綿やからり乾きし濯ぎ物 津田祥子
稲荷社の湧き水近く石蕗の花 栃澤峰子
綿虫を衿に舞はせて球蹴る子 萩原ふみを
宴無く満ちた名月独り占め 馬場英人
明るくも影長々と今朝の冬 深谷むじゆん
駅裏のネオン明りや暮の秋 宮田公子
★ 今後の予定
12 月9日(水)13 : 00 - 17 : 00 於 鵠沼公民館 「第一学習室」
兼題 : 火事