今月は、「道をしへ」(小さな美しい虫)と「海桐の花」( 海岸の潅木)が兼題で、その句を含めて各自 7句を出句し、7句を選句しました。
ご指導の本井英先生(S 50文・博)からは30句の選があり、選ばれた句について講評をいただきました。 出席者 9名、出句者 13名。
★ 本井先生の出句
登山口までの林道道をしへ
はんみように指を喰はせて遊びをり
目のくらむほどの山の日道をしへ
川音の近づきくれば道をしへ
ばらばらに向いて三匹道をしへ
日がさして道なま乾き道をしへ
遅れくる人待ちをれば道をしへ
★ 部員の代表作(50音順)
もしかして世話女房かも胡瓜もみ 奥田眞二
雲間分け秀嶺凜と半夏生 大崎洋一
木斛の花のこぶしのほぐれ行く 河相光子
ターンしてまた静けさを泳ぎけり 佐藤月子
姫沙羅の光の葉揺れ裏の窓 酒井一彦
とっつきに海桐の花や島へ橋 津田祥子
雨風の激しき浜辺花海桐 栃澤峰子
近道のうる憶へなり道をしえ 萩原ふみを
道をしへ海へと続く川の径 馬場英人
眼前はひらけるままに青田風 深谷むじゅん
農小屋の屋根にかぶさり凌霄花 宮田公子
亀虫や黒 Tシャツにバッジのやう 山下ひろ子
★ 今後の予定
8 月は鵠沼公民館での句会は夏休みとし、郵送による通信句会とします。
8 月 5日(水)までに 7句を酒井世話役のお宅へ郵送。
兼題:「岩煙草」および「林間学校」を含めて、7句の短冊を世話役へご送付ください。