10:00 am 片瀬江ノ島駅に集合、緑の江の島へ渡り、
初夏の季題を求めてそれぞれ 苦吟しました。午後、鵠沼
公民館にて句会を開催、7句出句、7句選をしました。
本井英先生(S50 文博)からは 29句の選をいただきました。
先生は講評の中で、「俳句が上達するには、選句の上達が
欠かせない。他人の句を選ぶときはその作者に同情する
よう、努力することである」というお話がありました。
出席者、出句者とも14 名でした。
★本井先生の作品
つばくろのぶっっかりたる風の壁
島裏にはや初花の忍冬
つばくらめ風強ければ強く飛ぶ
小判草の色となりゆく風のむた
尺余なる実生の松も緑立つ
それぞれに涼しき場所に島の猫
★部員の代表作(50音順)
そよ風に少し綻ぶ紫木蓮 大崎洋一
五月晴島の観光中国語 河相光子
暴風雨去りて江の島新樹光 上坂秀治
軍神の社は暗し樟若葉 佐藤月子
島若葉まだ知らぬ道選びつつ 津田祥子
はつ夏の陽に日時計の進行す 萩原ふみを
参道の呼び込の声薄暑かな 馬場英人
大木がぐいときわだつ若葉かな 深谷むじゅん
忍冬の白とも黄とも島の朝 宮田公子
雨戸開け磯の香りや夏に入る 望月明子
風に委ね風に抗い島五月 山下ひろ子
昨夜来島の入江に卯波寄す 吉永淑浩
大島を遠くに浮かべ卯波寄す 脇坂恵三