句会に先立ち、昨年同様反省会も兼ねて昼食忘年会を開催致しました。本井先生を含め、総勢14名の会員が集まり、会場貸切で和やかにかつ賑やかに1年を振り返り、また来年もより元気で俳句を楽しもうと励まし合いました。
以下、本井英先生、並びに部員の提出句です。
※本井先生のご出句
セーターの紺が似合ふと言はれ着る
彼が着てゐるセーターは吾が編みし
セーターは兄のお下がり三色旗
セーターやトナカイの鼻赤く編まれ
セーターを編みながら愛してをらぬ
その頃やセーター編み機などありき
セーターは伸びるあり縮まるもあり
※部員からの提出句(あいうえお順)
目移りのやまぬ老舗のおでん種 大崎洋一
セーターで丹沢縦走日帰りで 岡部健二
銀杏散る丘のキャンパスど真ん中 奥田眞二
大急ぎ着こんだセーター疊み皺 小澤喜久子
学び舎の大銀杏の葉そこかしこ 河相光子
冬の朝木立ダリアの色青く 酒井一彦
深山の日のあるところ帰り花 佐藤月子
今日咲いたらし山茶花にくすみなく 塩川孝治
読みをりしページ小暗く日短 津田祥子
オンスという目方懐し毛糸編む 栃澤峰子
セーターを胴に巻きつけ球蹴る子 萩原ふみを
セーターの暗い色味はもうやめた 馬場英人
夕暮がはや暗闇の冬至かな 深谷むじゅん
着なくとも流行りのセーター衝動買い 水戸将史
石灯籠古りて万両実の真つ赤 宮田公子
(以上、15句(欠席投句を含む))
※今後の予定
日時:1月11日(水)13:00より
場所:鵠沼公民館第1学習室
兼題:「年玉」
連絡先、部会長:津田祥子、世話役:酒井一彦
(今回写真の添付はありません。)