今月の兼題は海岸の砂地に自生する「浜木綿(はまゆふ)」でした。各自、7句を出句、7句を選句し、披講が行われました。ご指導の本井英先生は欠席されましたので、部員同志でそれぞれが選んだ句につき感想を述べ合い研鑽を試みました。
出席者 10名、出句者 10名。
★ 部員の代表作(50音順)
著莪の花林の奥へ拡がりぬ 大崎洋一
もつれずに浜木綿の花風に揺れ 河相光子
木の花の香の漂へる梅雨の冷 佐藤月子
浜木綿や心は思(も)へて直(ただ)に発つ 酒井一彦
小蟹棲む舅姑(ちちはは)の庭浜おもと 津田祥子
路地奥の地に着きさうな凌霄花 栃澤峰子
夕立の叩き隈なく大地の香 萩原ふみを
浜木綿や魚捌きて夕仕度 馬場英人
うちつづく梅雨寒の昼もんじゃ焼 深谷むじゆん
仮小屋の海女の食堂浜おもと 宮田公子
★ 今後の予定
8 月 夏休み
9 月 11日(水)13 : 00~ 句会、鵠沼公民館 第1学習室
兼題は、追ってメールにて連絡します。