2月8日(水)、例によって2月の句会を鵠沼公民館で開催いたしました。先生を含め、総勢15名の会員が集まり、2名の欠席投句を含め、合計119句をもとに句会を楽しみました。
兼題は、2月に咲き始める可愛い花「いぬふぐり」です。
以下、本井英先生、並びに部員の提出句です。
※本井先生の出句
靴形に沈み込む土犬ふぐり
咥へ来しビーチサンダル犬ふぐり
おぎのやの釜めしの釜犬ふぐり
転宅をしてバス待や犬ふぐり
薄瑠璃を貼りつけしごと犬ふぐり
この辺を花壇とせんか犬ふぐり
この小花犬ふぐりとぞ呼ばるるを
※部員からの提出句(あいうえお順)
満天の星のレプリカ犬ふぐり 大崎洋一
みちのくの山まだ白く茂吉の忌 岡部健二
水彩の干ぬ間の瑠璃や犬ふぐり 奥田眞二
ブケ届く朝きさらぎの誕生日 小澤喜久子
豆まきや八十路になりて八つ食む 河相光子
鶏頭の色縮まりて日脚伸ぶ 酒井一彦
良く晴れて一番梅のうふふかな 佐藤月子
谷戸の田へ至る道端いぬふぐり 塩川孝治
句会にて始めて知ったいぬふぐり 田村耕一郎
初任地のひとり暮らしやいぬふぐり 津田祥子
薄紅の椿きれいなまま落ちて 栃澤峰子
いぬふぐり画帳を拡げ水彩画 萩原ふみを
冬凪の蜑路地に猫待ってをり 馬場英人
立春に思ひをいたす齢かな 深谷むじゅん
踏まれてもただ咲き誇れいぬふぐり 水戸まさし
お日さまが好きよ好きよといぬふぐり 宮田公子
(以上、16句(欠席投句を含む))
※今後の予定
期日:令和5年3月8日(水)江の島吟行
場所:10:00に 片瀬江ノ島駅に集合し、吟行
13:00より 鵠沼公民館第1学習室で句会
連絡先、部会長:津田祥子、世話役:酒井一彦