本井英先生(S50文・博)も参加され、秋の句材を求めて吟行をしました。
午後、鵠沼公民館にて句会を開きました。
各自 7句を出句、部員は 7句を選句、本井先生からは 30句の選句がありました。
先生からは、選ばれた句につき丁寧な講評がありました。
出席者 10名、出句者 11名。
なお、本井英先生はこの度、大磯にある鴫立庵(しぎたつあん)の第二十三世の庵主に就任されました。この庵は約300数10年の伝統のある俳句道場です。
★ 本井先生の出句
鶺鴒のたまさか映る忘れ潮
チェンソーのひとつの音に島の秋
秋潮の泡の消ゆれば澄みわたり
磯原を流るる秋の潮澄めり
島空のひろさに午後の鰯雲
格付は猛烈と台風遠し
アウトリガー戻れば解きて草の花
★ 部員の代表作(50音順)
秋の潮片瀬の浜は砥石めき 奥田眞二
ふはと出でふはと消えにし秋の蝶 大崎洋一
天高く椨(たぶ)の木高く風強く 河相光子
古碑社ひしめきあうも島は秋 酒井一彦
光りきて夕月立体的になる 津田祥子
露草や島路地奥の裏庭に 栃澤峰子
七草を三つ見付けし島の路 萩原ふみを
赤まんま島裏の径風にゆれ 馬場英人
樹陰(こかげ)から見下ろす秋の潮目かな 深谷むじゅん
海風に乗りて秋蝶逆らはず 宮田公子
★ 今後の予定
11月13日(水)13 : 00 ~ 鵠沼公民館 第1談話室
兼題:柴漬(ふしづけ)
12 月11日(水)11 : 00 ~ 忘年昼食会 および 句会、
具体的な予定は11月に連絡します。