午後は鵠沼公民館に会場をとり、句会を開きました。各自、7句を出句し7句を選句しました。
出句部員は 14名でした。
本井英先生(S50 文・博)は、ご都合により欠席されましたが出句をされました。
*本井先生の出句
岩稜をめざし雪渓せり上がる
雪渓が荘厳したる岩の峰
への字なしたり雪渓の裾の闇
雪渓へ踏み出せる第一歩かな
踏み跡や大雪渓の真ん中を
雪渓を横切るロープロープ渡しある
雪渓を抜け草付きのなほ少し
*部員の代表作 ( 50音順 )
干天(かんてん)の慈雨にも蟾(ひき)の動かざる 大崎洋一
寄せ墓に露草ありてひそと咲き 岡部健二
タックするヨット江の島傾(かし)げけり 奥田眞二
思ひ出の切子グラスにビール注ぐ 小澤喜久子
緑蔭や時を忘れて立ち話 河相光子
鵠沼に残る石垣 瑠璃蜥蜴(るりとかげ) 佐藤月子
タッチせずヤアとも言わず炎暑かな 酒井一彦
夏潮のうねり静かに寄せ来たり 塩川孝治
海風の抜くる島路地布袋草 津田祥子
駐車場を縁取るやうに草茂る 栃澤峰子
老鶯に余生あるぞと教へらる 萩原ふみを
天王祭終り江の島夏となる 馬場英人
夏草を刈りし跡地に虫数多(あまた) 深谷むじゅん
凌霄の花の盛りの二度三度 宮田公子
*今後の予定
2022 年 8 月10 日(水)
会場 : 鵠沼公民館
兼題 : 流星