以下、部員の当日の句より一句ずつ。
昼酒の一酌こひし西行忌 奥田 真二
鳥帰る岬は荒れる日の多し 萩原ふみを
楤の芽を揚げる純白割烹着 大崎 洋一
疲れ果てふと足元につぼすみれ 田村耕一郎
じわじわと下萌陣を広げたり 塩川 孝治
草萠ゆる川沿の道散歩道 馬場 英人
春がすみ海平らかに富士うっすら 河相 光子
花馬酔木触るればシャラと音たてて 津田 祥子
春の海並みおだやかに岩に寄せ 岡部 健二
島路地の紫陽花の芽の黄緑に 栃沢 峯子
園バスに木の芽並んで三学期 酒井 一彦
春の日やどなたの御座す祠かな 佐藤 月子
今後の予定
期日:令和5年4月12日(水) 13:00~
場所:鵠沼公民館第1学習室
兼題:「蜂、虻」
藤沢三田会俳句部会 津田祥子